【注意】STUDIOでECサイト制作をオススメしない理由

STUDIOでECサイト制作をオススメしない理由

どうも、仙台でWeb制作フリーランスとして活動しているキクチウェブのキクチです。
本日も毎度お馴染みノーコードツールSTUDIOについて解説してまいります。

はじめに結論から申しますと

「STUDIOでECサイト制作はおすすめしません」

理由はこちらになります。

・カート機能がない
・ログイン機能がない
・絞り込み機能がない
・レビュー機能がない

・商品のバリエーションを設定できない
・ECサイトの拡張性がない

あくまでも代表的な部分を抜粋しました。
これらを一つずつ解説していきたいと思います。

私は仕事でECサイトの制作をいま現在やっているのですが、
「Shopify」というツールを使用して制作しています。

「Shopify」はECサイト制作に特化したツールだけあって、簡単にECサイトに必要な機能を実装することが可能です。

「Shopify」と「STUDIO」の両方を使っている私が、
「STUDIO」ではECサイト制作をおすすめできない理由を解説していきます。

ちなみになんですが、STUDIOのサイトに決済機能を持たせることは可能です。
こちらでSTUDIO公式による解説がされているので、よろしければご覧ください。

こちらの動画を見て分かる通りSTUDIOではECサイトは難しいですが、ジムのサブスク契約や商品点数が少なく一つずつ売れていくようなものに関しては良いと思います。
在庫管理ができない点に注意は必要です。

前置きが長くなってしまいました。
では、STUDIOでECサイト制作をおすすめしない理由を解説していきます。

カート機能がない

これが最大のネックです。

ECサイトでは当たり前というか無ければおかしい「カート機能」がありません。

先ほど紹介した動画でも解説してある通り
「StripeのPayment Links」という機能を使用することで決済機能は実装できます。

しかし、ECサイトは複数商品をカートに入れて決済へ進むのが基本です。
それができないのは致命的と言わざるを得ません。

つまり言い換えると一つの商品ごとに決済をしなければならないという制限に縛られます。

これはとてもデメリットなので、これだけでもSTUDIOでECサイトを制作するのは難しいと思います。

複数の商品を買うことで、購入金額が上がって送料無料になるという
ECサイトでは当たり前の機能を導入することも難しいです。

ログイン機能がない

これは先ほどのカート機能とも通ずる部分があるのですが
STUDIOではログイン機能を持たせることができません。

当たり前ですがログイン機能とカート機能は紐づいています。

Amazonや楽天を思い浮かべると簡単ですが
ログインしてアカウントにカートが与えられて買い物をするイメージです。

ログインすることでアカウントを判別して過去の購入履歴などが分かります。

STUDIOではそもそもログイン機能はないというのは認識しておきましょう。

ちなみにShopifyでログイン機能を持たせるのは超絶簡単です。
「設定」→「お客様アカウント」→「編集」→「オンラインストアのヘッダーとチェックアウト時にログインリンクを表示する」にチェックを入れるだけです。

絞り込み機能がない

ECサイトでは複数条件による絞り込み機能があり、数ある商品から自分の欲しい商品を簡単に探すことができます。
こういったものです。

こちらの例では「在庫あり」「¥10,000~¥15,000」という複数条件で絞り込んでいます。

STUDIOではこういった複数条件による絞り込み機能を実装することはできません。

もっというと絞り込んだ内容を並び替えることもできません。

ECサイトでは複数の条件で商品を絞り込んで、その後「価格の安い順」「ベストセラー」などで並び替えてお目当ての商品を見つけますが、STUDIOではできないので認識しておきましょう。

Shopifyではこういった絞り込み機能を簡単に実装できます。
私の場合は「Search & Discovery」というアプリを使用することで簡単に実装できました。

Shopifyではアプリという拡張機能を追加することで簡単に機能を実装できます。

レビュー機能がない

ECサイトに必ずあるといっても過言ではない、レビュー機能をSTUDIOでは実装できません。

ECサイトを訪れた多くのユーザーはレビューの評価やコメントを見て商品の購入を検討します。
実際にどの程度売れているのかという商品の人気度を示す役割もあります。

レビュー機能がないサイトをユーザーはあまり信用しません。

自社ECサイトの場合、Amazonや楽天といったモール型ECサイトとは違い信用度が低いです。
ユーザーの中にはクレジットカード番号を入力しても大丈夫だろうか?安全なサイトだろうか?と不安に思う方もいるでしょう。

そんな時に他のユーザーが安全に買い物出来ていて、満足しているレビューがあれば安心して購入することができます。

STUDIOでECサイトを制作してもレビュー機能は実装できない点を認識しておきましょう。

商品のバリエーションを設定できない

最初に紹介した動画にもある通り、商品のサイズやカラーなどバリエーションを設定することができません。

正しくいうと、できるにはできますが、各商品バリエーションごとに「Stripe」で決済用リンクを発行する必要があるためかなり面倒な作業になります。
そして作成した決済用リンクをSTUDIOのサイトと紐づけていきますが、サイズとカラー両方があるTシャツなどの場合リンクボタンが多数できて見た目にも悪いと思います。

この点に関してもShopifyだととても簡単です。

「商品管理」から商品を登録していくのですが、サイズやカラーによるバリエーションを簡単に設定できて、バリエーションによる商品価格や在庫数も簡単に編集できます。

ECサイトの拡張性がない

STUDIOにはECサイトとしての拡張性がありません。

ここでもShopifyを例に解説していくのですが、Shopifyはあらゆる機能を足して拡張することが可能です。

Shopifyではアプリという拡張機能のようなモノが用意されていて、機能を追加することが簡単にできます。
アプリによっては有料のモノも存在して、ECサイトを自分好みにカスタマイズできるので拡張性がとても高いです。

Shopifyのアプリで追加できる機能の一部を紹介したいと思います。

・お気に入り追加機能
・予約注文機能
・再入荷通知機能
・メルマガ機能
・ポイント機能
・ノーコードページデザイン機能
・高度な検索機能
・サンクスページカスタマイズ機能
・配送日時設定機能
・セキュリティー機能
・チャット機能
・サイト分析機能
・翻訳機能

ざっと挙げただけでもこのような機能を追加することが可能です。

ここで紹介したアプリは一部で、「こういうことしたいなぁ」と思う機能は多くの場合アプリとして既に存在しています。
なのでECサイトをよりパワーアップさせていきたい人はShopifyになってくるでしょう。

こういったECサイトの拡張性がSTUDIOにはないのを認識しておきましょう。

まとめ

現状、STUDIOではECサイトを制作するのが難しいのを難しいのを分かって頂けたかと思います。

やはりECサイトにはECサイト制作に特化したツールを使うべきでしょう。
なので今回紹介したShopifyや無料のBASEなんかが選択肢になってくると思います。

STUDIOはECサイト制作向きではないので、ホームページやランディングページ制作に主に使用するべきだと思います。

今回はSTUDIOでECサイト制作について解説してきましたが、STUDIOではそもそもできないことがあります。
そちらに関しては、この記事で解説しているのでよろしければご覧ください。

以上、本日の試合で大谷選手が4被弾しましたが、見事8勝目をあげてテンションが上がっているキクチでした。
皆さん大変暑くなってきたのでお身体にはお気をつけを。クーラーは自動にしたほうが結果安いらしいですよ。ではでは。

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